Ferrari California30 Giappone

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    Impression

    フェラーリが日本限定で、
    世界限定生産10台のみコンストラクションした
    マシンが出現した。
    リベラーラのコーディネーターはもちろん、
    歴代のフェラーリを堪能してきたフェラーリストでも、
    現車を確認された御仁は少ないだろう。
    フェラーリ・カリフォルニア30ジャポネーゼである。

    ジャポネーゼは、
    1987年日本グランプリをベルガーが制してから
    25周年を迎えたことを記念して限定生産したと、
    フェラーリはアナウンスしている。
    ファクトかも知れないが、
    オーナーにとっては世界限定生産10台ということ、
    そして特注仕様のカーボンファイバーが多用されていることの方が
    このマシンの魅力であることは間違いない。

    通常のカリフォルニアよりも軽量化とパワーアップ化が施された
    カリフォルニア30をベースとするため、
    HELEシステムは無論、
    スペシャルハンドリングパッケージを装備している。
    スクーデリア・フェラーリ・フェンダーエンブレムと
    20インチダイヤモンドポリッシュ・スポーツホイルがスタイリッシュだ。

    ジャポネーゼには、
    カーボンファイバー製フロントアンダースポイラーが装着されている。
    ブラックフィニッシュされたGTOスポーツグリルと
    コーディネートしたことで、
    精悍な走りのフェラーリを強く印象づけている。

    インテリアはロッソで、
    ビアンコのスペシャルカラードステッチが入っている。
    ステアリングの奥には、ロッソのカラーレブカウンターが鎮座している。
    ヘッドライナー、Aピラーまわりも
    すべてロッソのカラードレザー仕上げという入念さだ。

    シートはフル電動(メモリー&シートヒーター付)の
    カーボンレーシングシートで、
    このシートにもビアンコのスペシャルカラードステッチが施されている。
    また走りを高揚させるだけでなく、
    ルームミラーのみならずドアミラーも自動防眩ミラーで、
    AFSヘッドライトシステムも備えるなど、
    安全面にも配慮されているのが嬉しい。

    ルーフにはNERO STELLATO、
    「黒い星空」と名付けられた特別塗装色で仕上げられている。
    ビアンコアブスのボディカラーとのマッチングが絶妙だ。
    そしてルーフを開ければロッソの世界が拡がる。

    世界に一台しかないフェラーリを
    自らの好みでカスタマイズして仕上げるのもいいが、
    限定モデルをコレクションするというのもいいだろう。
    このマシンは限定モデルという希少性だけでなく、
    2013年モデルで走行距離が約9,500kmという、
    触手を伸ばしたくなる魅力があることを付け加えておきたい。