Mercedes-Benz 500SL

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    Impression

    歴史を振り返れば忘れることのできないモデルがある
    MB 500SLもその1台だろう
    かつてSLクラスは
    Sports Leichrと称され 軽量スポーツの雄だった。
    このSLクラスが 今のSuper Luxuryへとステップアップしたモデルが R107- 500SL

    このR107は発売時、北米の富裕層で爆発的な人気を誇った
    それは、Aピラーからの後ろに何も残さない
    フルオープンカーだったことが最大の理由だ。
    当時は厳しい安全基準が布かれ
    フルオープンが楽しめる唯一のマシンがR107だった。
    その優れた安全性を支えるマシンの剛性感は
    今も健在だ。

    リベラーラのR107再生は、まず機関系からはじめた。
    このマシンは手入れが行き届いており
    コンディションは良好だった。
    だが、リベラーラの求める水準はその先にある 日常で何の不安も無く走らせることにある。
    R107のパーツはすべてがOLD TIMER CLASSICとなっているが
    このポリシーは譲らず、最上のコンディションを目指した。

    このマシンのラジエターを交換、
    入手が困難な純正のBEHR製ラジエターを本国から取り寄せラジエターグリルを分解
    インナーマットを塗装、耐久性と性能を高め
    そのうえで、エンジンマウントを新調
    振動と静粛性を新車時に蘇らせた。
    パーツ入手から完成まで
    これら一連の作業だけで数ヶ月の時間を要している。
    脚回りに至っては、新車を作るレベルのハードワークとなった。
    まずロアアームとショックアブソーバーを脱着し
    ボールジョイント交換と圧を注入、ブッシュ・アッパーアームを脱着交換、入念なグリス入れを行った
    スタビライザイーもブッシュ・リングブツシュ交換
    また、ショックアブソーバーはフロント・リア共に新しいビルシュタインをインストールしている。

    R107の走りは、今のSLと比べるとソフトだ
    首都高の段差を何事も無かったようにいなし
    速い速度で急カーブを軽やかに曲がることができる
    その後、他メーカーがSuper Luxuryを開発する際
    この走りを教科書にしたことが うなずける。
    今回、脚回りのワークに徹底的にこだわり
    妥協しなかったのはこのスポーツラグジュアリーの走りを
    なんとしても再現したいと考えた結果だ

    またこのマシンは
    AMG純正アルミホイールType-1を履いている。
    シグナルレッドというレアなボディカラー選択とあいまって
    品のあるレーシー感を漂わせている。

    外装色とコントラストを織りなす
    ホワイトカラーのインテリアは
    フルリメイクしたもの。
    シート、フロア、ダッシュ、カーペットと
    新車の香りが漂う
    インテリアにも、新しいチャレンジを行った。

    ポプラウッドをオーダーメイドしコンビのステアリングをインストール
    ダッシュはステッチ入りのアルカンターラをあわせた。
    もちろんオーディオも、至極サウンドを奏でる
    BEST2♪(ベストベスト)を搭載

    最終年モデルのR107
    極レアなボディカラーの一台をリベラーラが仕上げる。
    フルオープンにして、美しい内装を見せ
    優雅な走りを満喫して頂くために。
    唯一無二のマシンを創るために必要なパーツを世界から調達し
    また今の技術で新車時の性能を超えた、最高のコンディションのマシンが完成した。

    是非、このマシンを確かめていただきたい
    きっとリベラーラがめざした到達点の違いを
    感じて頂けるものと確信しているから
    MB 500SL、R107のシグナルレッドがストックヤードで待っている。