物の善し悪しが人の所作を変える

2013/04/16
「平等な社会」と言われ続けた日本。


しかしそんな日本では今貧富の差が広まり続けています。


そしてそんな社会情勢の影響を受けて生まれたのが
「両極端」の消費社会。


安価な商品が街中で見られる一方、高級品の需要も高まっているそうです。


しかし、高ければ物がいいというものでもありません。


安いものから高いものまでありとあらゆる物が存在する
この時代だからこそ、私たちの「センス」が問われますよね。


以前あるテレビ番組の特集で、伝統品を大切に今も使い
続けている人々の生活スタイルが紹介されていました。


ある旅館では様々なデザインの「陶製湯たんぽ」を宿泊ゲストに
貸し出しするサービスを行っており、ゲストはそんなかわいい湯たんぽに
丁寧にお湯を入れ、そして丁寧に布に包みお布団の中に閉まっておりました。


高価で奇麗なものを大切に扱おうとするその所作のみをとっても
美しく、プラスチック製の湯たんぽでは決してみることのできない
その動作に感動すら覚えました。


また、ある人は親の世代から受け継がれたお布団を大切にしており、
そのお布団のお直しのために布団屋さんを訪ねていましたが、
物を大事に何年も扱うその心のあり方もとても美しいと感じました。


「物の善し悪しで人の所作までも変わってしまう。」


何でもかんでも安くて手に入れやすいものばかりを求めるのではなく、
長年付き合える「かけがえのない一品」を手に入れるよう心がけたい。
そう強く思わされたテレビ特集でした。


ビニール傘ではなく少し高めの奇麗な傘だったら
どこかに置き忘れたり乱暴に扱うことはおそらくしないでしょう。


機械で作られた靴ではなく職人の手で丁寧に作られた靴であったら、
雨の中を平気で歩いたり、脱ぎ捨てるようにして家の中に入ったりは
おそらくしないでしょう。


「安いから買った」というお車ではなく、「この車にはこういう歴史があって、
作り手の熱い想いやこだわりが詰まった車なんだよ」と言えるようなお車であったら、
普段の運転にも気遣いが表れてくるかもしれません。


今はピンからキリまでありとあらゆるものが存在する時代です。


自分のセンスや目利き力に磨きをかけて、値段だけでは判断できない
「本物」の商品をチョイスし、品のいい所作をもってその一品を日頃扱うような、
そんな大人の人間になりたいものです。
















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