Porsche 911Carrera S cabriolet

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    Impression

    現行ポルシェ991型のカレラSカブリオレ、
    排気量3,800cc、ダウンサイジングターボを行う前の初期モデルである。
    そのモデルで走行距離5,000kmと、
    ほぼテスト&メンテナンス走行のみという絶品が現れた。

    まず脚元は、
    純正カレラクラシック20インチアルミホイールを履いている。
    白いボディに大径の銀アルミ、
    道を掴むが如くどっしりとした安定感を感じさせる
    力強いシルエットだ。

    カレラSカブリオレのリアシルエットは、豊満だ。
    RRであること、走りを追求したパッケージングであること、
    そして腕のあるドライバーたちが、
    走りに余裕を持ってオープンを味わう、
    特別なマシンであると言うこと。
    その頂点に3,800ccカレラSカブリオレは
    君臨するのではないだろうか。
    そのうえこのマシンは、自然吸気の極上サウンドを奏でる。

    インテリアはブラックレザーで、
    スポーツクロノパッケージをセレクトしている。
    パーシャルレザーシートの質感は新車のようで、
    スポーツステアリングホイールも
    なめしたての革の如く質感を失っていない。

    911は、これまで自然吸気とターボを選べた。
    先のマイナーチェンジで、
    全タイプがターボモデルとなり、自然吸気はなくなってしまった。
    今後、特別なタイプとしてローンチされることがあるかも知れないが、
    自然吸気の911はこれからビンテージの道を歩むことだろう。
    このタイプは走行距離の少ない、
    コレクションしておいて価値のあるモデルである。

    シルエットは変わらない。
    だが時代が、進化を求める。
    そのなかで、自然吸気の最後となるモデルは、
    ポルシェファン、いやモーターファンすべての
    至宝となるのではないだろうか。
    まさにプレミアムなマシンだ。