Ferrari California

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    Impression

    あなたは街で偶然出会った美しい女性に、
    迷わずストレートに口説けるだろうか。
    そんなことを正面からできる、イタリアの伊達男が現れた。
    ボディを上質な大人のシルバーブルーで仕上げた、
    グリジオアロイ色のフェラーリ・カリフォルニアである。

    このマシンの男前さは、ボディカラーだけではない。
    マスクにはGTOスタイルフロントグリルをセレクトしている。
    まるで白いTシャツから覗く、
    鍛えられた褐色の筋肉のように、存在感をアピールしている。
    そのうえで、20インチスポーツダイヤモンドフィニッシュ
    鍛造アルミホイールを履かせている。
    ギラリと輝くアルミカラーのキャリパーを備えて。

    豊満なリアビュー、
    その中心には、斜め重ね4本出しのイグゾーストが鎮座している。
    そこからは、V8の自然吸気という、
    フェラーリの伝統サウンドがストレートに放たれる。

    ご存じだと思うが、
    2014年2月に発表されたカリフォルニアTはターボとなり、
    イグゾーストは通常の横4本出しレイアウトとなり、
    サウンドもやや理知的になった。
    好みにもよるが、このカリフォルニアは、
    ストレートに爆発音を響かせる
    官能のフェラーリサウンドだ。

    シートはデイトナ仕様の
    フル電動シート(ヒーター&メモリ)をセレクトしている。
    スポーティなシートながら、
    サンドグレーのカラーを選び大人の色気を漂わせている。
    またアームレストやカラーセンタートンネル、そしてAピラーと、
    細部にまでサンドグレーを踏襲し、仕上げに抜かりはない。

    また装備として、
    純正HDDナビ、iPadケーブル、
    リアパーキングセンサー、
    リア・パーキングカメラが備えられている。
    神経質にドライブするという野暮さは、
    このフェラーリ・カリフォルニアには似合わない。

    あまたのビジネスマシンや
    赤いフェラーリたちとは一線を画し、
    優雅にリゾートを駆け抜ける地中海の風のような
    心地よさを見せつける。この都心で。
    このマシンは、東京の脚として使うオーナーに、
    別格のこだわりと、ひとつ上の優美をもたらすことだろう。
    幾台かのフェラーリを堪能してきた
    オーナーにこそ確かめていただきたい一台だ。